不動産投資の魅力とは
会社員をしながら不動産投資をする人のことを「サラリーマン大家」と呼ぶのも随分一般的になったように思います。今回はそうした、お仕事をしながら不動産投資を始めてみたいと考えている方に向けて、リノベーションから不動産に関わる立場から、その魅力についてお話をしたいと思います。
まず、普通の会社員でも購入できて、利益も出やすい、いわゆる「美味しい物件」は既に買い尽くされて残っていないという現実を知ってください。数年前であれば、シングル向けのマンションのワンルームや1Kの部屋を購入し、少し手を入れてきれいにすれば借り手がつく…という王道パターンが流布していましたが、それは既に昔の話です。
今はサラリーマン大家向けの書籍なども沢山出版されており、これまで不動産投資に興味のなかった人でも情報が入手しやすくなっています。それはつまり同じ方法を実践してみようと思う人が大勢いるということで、当然トップランナーに出遅れているということでもあります。
例えば僕が読んだものではこういう本が出ています。これから勉強を始めてみようかな?という人はぜひ、こうした入門者向けの書籍を何冊か通読してみてください。
率直に言って、面倒くさがりで手っ取り早くお金を増やしたい方に大家さん業は向いていません。株など他の投資の方がオススメです。
面倒くさい大家さん業はやりたくないけど不動産関連に投資したいという方には、REIT(リート)という不動産投資信託が金融商品として取引されています。
不動産投資の魅力は、物件のオーナーがある程度コントロールできるところです。
これは価値が勝手に上がったり下がったりする株などにはない魅力と言えます。
言ってみれば、金融商品はお金でお金を稼ぐ投資、不動産は物でお金を稼ぐ投資です。そのお金を稼ぐ手段である物(物件)にどれだけお金をかけ、どうやってお金を稼がせるかをオーナーが考え、工夫できるのが不動産投資の面白いところなのです。
ここを「面白い」と感じた方は大家さん業に向いていると言えるでしょう。
例えば、昨今流行りの「DIY大家」はその最たるもので、電気工事など専門性の高い工事以外はオーナーが趣味を兼ねてDIYで工事をするタイプの大家さんです。日本にもDIY大家のカリスマが何人もいるので、不動産投資に興味のある方は既にご存知かも知れませんね。
さすがにDIY大家ほどではなくても、物件のコンセプトをしっかりと設定し、10年で物件購入費用を払い終えるスキームを組むなど、オーナーとしての運用構想を立てられる方であれば、不動産投資を楽しめるはずです。